この日、小平グラウンドに衝撃が走った。今野が鼻骨を骨折していたことが明らかになったためだ。
今季の東京は、開幕前からの狙い通りに今野が一人でボランチに入り前線の人数を増やすという 攻撃的な布陣で戦っているが、開幕戦で新潟に4-0と圧勝したもののその後は2分1敗。 現時点で成果が出ているとはお世辞にも言えない。 それでも試合を重ねるにつれチームの成熟度が上がりさえすればその圧倒的な攻撃力でJを席巻、 リーグタイトルを必ず手にするはずだ、と予想した評論家は少なくない。 だがその成熟度を高めるべき大事な時期に今野が離脱するとなれば、 今野本人だけでなくチームにとっても非常に痛いのだ。 今野は自身の負傷について「1発KOでしたね。」と語っていることからその後遺症が残っていることが伺えるが、 強気にも患部を保護するフェイスガードは装着しない模様だ。 しかしながら今野のボランチというポジションは激しいフィジカルコンタクトが避けられないため、 試合中に他選手と強く激突した際に故障個所を悪化させ長期欠場を余儀なくされる可能性は否定できない。 チーム関係者によると、本当に今野はフェイスガードを装着しないようだ。 その代わりにフェイスガード以外の何らかの「装備」によって折れた鼻を防御するらしい。 そして、我々は幸運にもそれが何なのかを知ることが出来た。コレがその写真だ。 それは関係者の間でその形状から「ヒゲメガネ」と呼ばれている。 ヒゲメガネにあってフェイスガードにないもの。それはメガネ、マユゲ、ヒゲだ。 メガネで視力が矯正されれば空いたスペースとシュートコースを発見するスピードと精度のアップが期待できる。 マユゲは断固たる意志の強さの象徴、チーム全体に勝利を目指す闘志が伝播するはずだ。 さらにヒゲ効果によりその風貌から漂う品格が急激に高まり、「男爵」という呼称を今野は手に入れるだろう。 既にヒゲメガネを装着した上で通常どおりの練習をこなした今野は、 「顔にフィットするし、変にテンションあがるんすよ。いいことだらけっす。」と鼻息も荒く語った。 神戸戦の後も磐田、名古屋、浦和と強豪チームとの対戦が続く。だが恐れることはない。 東京に降臨した男爵がゲームを支配し勝利をもたらしてくれるからだ。 ※編集部注:また同日、FC東京公式サイトの選手紹介の今野選手の写真が更新された。
by spinmove2
| 2005-03-31 22:24
| モーチュウ?
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